鈍感彼女と無口な彼氏



さよなら、みんな。

私は始業式早々光という一番のお友達によってこの世をおさらばします。


さよなら、みんな!どうか、私のことは忘れないでねー!






「待った待った!光ちゃん何首絞めてるの!美緒ちゃんが死んじゃうでしょ!!」




あ、この声は陸くん!陸くんは私を助けようとしてくれているんだね。



けど、私の魂はもうすぐ抜け…るっ…。




「はぁ?うるさいよ。羽村は黙ってな」



「いやいや黙ってらんない!ってか、飛鳥助けないの?美緒ちゃんの命が…」



「大丈夫。美緒はそんなんで死なないって信じてるから」


「確実に死ぬだろっ!光ちゃんの力の凄さを知らないから…」



キラン☆




「はっ!」


ガシッ






< 95 / 193 >

この作品をシェア

pagetop