鈍感彼女と無口な彼氏
「…こっちは出来ました、光様。どうでしょうか」
「うん。いいわね。じゃあ次は看板の飾りを作って」
「畏まりました。」
私って光の何なんだろう。ってつくづく思うよ。
私は光に殴られた頭を撫でながらそう思った。
「あっ、飛鳥違うよ!この字は赤色じゃなくて青色!」
「…ややこしいな」
「いや、さっき言われたじゃん。人の話を聞いとこようよ」
私は光様に言われたとおり看板の飾りを作ろうと思って看板を作ってるところに行くと、飛鳥と陸くんがいた。
飛鳥は面倒くさそうに看板の文字を塗っている。その隣で陸くんは肩を落としてる。
大体予想つくな…。
もしかしたら陸くんと私ってお仲間なんじゃないかな。
共感できるところが多いんだよね。