甘すぎる王子様
―――‥夏祭り当日‥
目が覚めると、何やらリビングは騒がしかった。
家来やウエイトレスの響く声が聞こえて‥
『――‥何やってんのかな?』
あたしはパジャマのままリビングに行った。
『やあだ!!みかんがお花柄の浴衣なの!!』
『ちがう!!ももがお花柄なの!!』
『‥いい加減にしろよ!?んなのどっちでもいいじゃねーかよ!!』
『『よくない!!』』
何やらみかんとももが浴衣の柄でもめているらしぃ‥
それを呆れたように旬樹が止めていて‥