甘すぎる王子様
―――――――――――――‥
『わー!!可愛い♪琴音、アリガトッ!!』
喜ぶももの目の前で、あたしは精一杯の作り笑顔をした。
それしかできなかった。
だって近くで旬樹が
あたしのこと見てるから‥‥
――夕方になって、4人は出かける準備をしている。
『‥琴音は?行かないの?』
旬樹があたしの顔をのぞく。
『あたしたちだけで楽しみましょ♪』
といちごが言う。
『あ‥あたしのことは気にしないで??家で、まったり過ごすから‥さ?』
明るく振る舞っても、すぐに涙が出そうだった。
『‥そっか。じゃ、行ってくんね』
旬樹が冷たかったから。
いちごが何て言おうと、俺の彼女だから。一緒に行くべきだよって、
あの3人の前で言ってほしかった‥‥
言ってほしかったよ‥‥
『わー!!可愛い♪琴音、アリガトッ!!』
喜ぶももの目の前で、あたしは精一杯の作り笑顔をした。
それしかできなかった。
だって近くで旬樹が
あたしのこと見てるから‥‥
――夕方になって、4人は出かける準備をしている。
『‥琴音は?行かないの?』
旬樹があたしの顔をのぞく。
『あたしたちだけで楽しみましょ♪』
といちごが言う。
『あ‥あたしのことは気にしないで??家で、まったり過ごすから‥さ?』
明るく振る舞っても、すぐに涙が出そうだった。
『‥そっか。じゃ、行ってくんね』
旬樹が冷たかったから。
いちごが何て言おうと、俺の彼女だから。一緒に行くべきだよって、
あの3人の前で言ってほしかった‥‥
言ってほしかったよ‥‥