甘すぎる王子様
―――‥
数時間経って、お祭りの雰囲気も上がったところだろう‥
あたしはベッドに仰向けになって寝ていた。
旬樹との思い出を少しずつ‥思い出しながら‥。
小さい頃、ずっと同じ布団で寝ていたこと。
あたしが怖い夢見て、夜中泣き出したら
ずっと旬樹はあたしを抱き締めていてくれたこと。
転んだら、おんぶして手当てしてくれたこと‥‥‥
小さい頃から
お兄ちゃん‥そう、
旬樹が大好きだった。
メニュー