甘すぎる王子様
『‥旬樹、琴音‥。まぁ、座りなさい』
さっきからパパは顔色一つ変えずにいた。
『‥はい』
旬樹がかたく返事をして、リビングのイスに腰かけた。
‥なんか‥‥
あたしも緊張してきちゃったよ‥‥‥
――――‥『いちごたちから聞いた。お前たちは‥その‥』
『愛し合ってたの??』
言葉につまったパパの話をママがさえぎった。
‥ママ、唐突だな、
『あぁ、そうだよ』
旬樹はハッキリそう言った。
メニュー