甘すぎる王子様
『琴音、琴音は美術係をやってくれる?』

旬樹が言った。


『美術‥係?』


『そう。主に、生徒会紙とかのデザインを描くんだ。琴音なら絵が上手いからできると思うんだけど?』


‥美術係かぁ!

なんかそれも楽しそぅ!


『わかったぁ♪』


そうしてあたしは美術係の先輩の所へ案内された。


先輩は二人いて、持田先輩と村岡先輩というらしい。


『あたしはモッチ先輩でいいよー♪』


モッチ先輩は二年生で、髪の毛は黒いろのストレート。

背が高くて‥
デキル女のオーラが出ている。


『あたしは由衣先輩でいいからねえ?』


由衣先輩は三年生。

こげ茶色の髪の毛は丁寧に巻かれていて、顔つきは猫のように可愛い。


『よろしくお願いします!!』


あたしは少し緊張していたけど、二人の先輩は明るく出迎えてくれたから本当に良かった!!


‥旬樹が
あたしを美術係にしてくれた理由。


本当にわかりましたっ!
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