甘すぎる王子様
――‥家に帰ると、親父とお袋が笑顔で迎えてくれた。
『旬樹~♪スーツなんて着ちゃって!またかっこよくなったみたいね!!』
お袋は俺に抱きついている。
『離れろって!!もうそんな歳じゃないんだから‥』
そう言うと、横にいる琴音がクスクスと笑った。
『あと半年だな。お前たちの結婚は。今から準備しておくがいい』
親父は嬉しそうに微笑んだ。
ったく、一番結婚を待ち構えてるのは親父なんじゃねーか??