甘すぎる王子様



『長かったな。けど、もう俺たちが付き合ってから4年目か‥そう考えると早いよな』



俺は少し熱いコーヒーを息で冷ました。



『4年?そりゃ早いね~。いろんなことがあったね‥沖縄旅行とかさ!』



琴音は頬杖をつきながら楽しそうに話始める。



今俺の目の前にいるこの女の子こそ、明日俺の嫁さんになる子。



料理も危なっかしくて、ドジばっかやってて‥‥



俺が守ってやんないといけないんだよな。


俺にしかできねーよ、


お前のこと‥


守るなんて。
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