甘すぎる王子様




翌日、



俺は事故があってから自分の車を運転していない。


新しい車を買ってくれたものの、あの恐怖で運転ができなくなっている。



『情けね‥』



そう呟いて、家来のリムジンに乗った。



隣には愛する琴音の姿。



『やっと結婚できるね!あたし嬉しいよ!』



そう言い、肩にもたれる琴音が愛しすぎる‥‥



『ごめんな‥待たせて。』


俺は琴音のやわらかい髪を優しく撫でた。



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