甘すぎる王子様

守りたい女

▼守りたい女


――――‥どれだけの時間が経ったのだろぅ‥


俺は満足して、琴音から唇を離した。


―今まで俺がお前を想ってきたこのキモチ、、全部伝わったか‥?


琴音は顔を赤らめて、上目遣いで俺をみる。


‥ぉいおい、

またしたくなるじゃん。


たまらなくなって、俺は琴音のおでこに一瞬のキスをした。


『じゃあ‥怪我の手当てするよ?』


『ぅん‥』


俺は救急箱を持ってきて、琴音の顔の傷や首の傷‥‥


すべてを俺の手で手当てをした。


見ていて痛い傷を手当てしてる時、ふとさっきの三年の奴等の顔が浮かんで‥‥


俺は顔をしかめた。


『どうしたの?』


『‥ぁ、いや。なんでもない‥。痛い?』


俺は消毒液で首元を優しく手当てしていた。


『‥ぅうん。大丈夫。ねぇ、旬樹?』


『ん?』


『‥愛してるょ』


そう言って、琴音は俺の唇にまたキスをした。


あまりにも琴音が大胆すぎて‥


俺の消毒液を持った手がビクッとする。
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