甘すぎる王子様
今回のことは、俺も琴音も深く心に傷を負った‥


守れなかった俺。

襲われそうになった琴音。


表面上では、
もう笑顔でいる琴音も


あんな怖い奴等に襲われそうになったのだから、すぐにケロッとできる奴でもない。


俺が忘れ物した時、琴音も連れていけば‥‥


なんてまた後悔したら、また琴音に怒られる。


琴音は今回のことを、
あたしたちが結ばれるためにあったアクシデントと言った。



こんなひどいアクシデントをいい例えにするのもおかしいと思ったけど‥


神様はきっと、

俺たちがいつまでも結ばれないから呆れて、今回のことをくだしたんだと思う。


絶対そうだ。


神様‥ありがとう?

神様‥よくも琴音を‥


どっちの気持ちでいればいいのか分からなくなった。
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