甘すぎる王子様
―――‥一ヶ月後。


『旬樹!旬樹!旬樹!旬樹ぃ~♪』


あたしは朝の4時ピッタリに起きて、旬樹の上にまたがった。


『んー‥るさいなぁ‥』


『うるさいなじゃないよ!今日は沖縄旅行~だよっ♪』


あたしはこの日のために、夜の8時近くまで先輩たちとコースを決めたり‥とにかくお仕事頑張ってきたの!


旬樹と楽しむためにねっ!


家来に買ってもらった、ピンクのキャリーバックの中には、あたしの大好きな私服がたくさん詰め込まれている。


『‥んぁ、そっか‥今日旅行か‥』


眠たそうに上半身だけ起きた旬樹の唇に、嬉しくてもうキスをしてしまった。


『‥ん‥‥琴音‥はっ』


さすがに寝起きは呼吸がきつそうな旬樹‥


可愛いすぎていじめたくなるあたしはSですか?(笑)
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