甘すぎる王子様
―――――――――――――‥『あー、やっぱ男三人だと、気持ちが楽だねぇ‥』


『ぉいおい、イケメンの栗原が言うなよ!』


俺はすぐさま突っ込んだ。


『なーんか、俺じいさんみたいだな(笑)?明日は琴音チャンが考えたコースがあるらしいよ?』


栗原は俺を見ながらニヤニヤし始めた。


何もかもが見透かされているように‥


『‥どっ、どんなコースだよっ?』


俺は変な汗をかきながらも栗原に聞いた。


『心霊コースだって。なんかこの近くに廃校になった学校があって、心霊スポットとして有名らしくて。琴音チャンがそこに肝試ししようと案を出したらしいよ』


‥‥琴音のヤツ‥‥


怖がりなフリしといて‥


こんなコースを全校生徒にやらせるなんて‥‥
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