甘すぎる王子様

小さいライバル

▼小さいライバル


『旬樹、ちゅーして?』


朝からあたしは旬樹にねだっていた。


『‥仕方ねぇーな』


そう言いながら照れ笑いする旬樹の顔があたしは大好きっ!


沖縄旅行は‥

結構波乱万丈だったな。


初めての嫉妬だったし‥

でも嫉妬したら、こんなに旬樹が好きなんだって実感できたけどねっ?


甘いキスを交わしている時に部屋に電話の音が流れた。


『俺、出るね』


旬樹があたしの唇から唇を離し、電話に出た。


『‥はいっ、‥‥え?あはい、わかりました』


『なんだってー?』


『‥おい‥、琴音‥大変だぞ‥』


『へっ!?』


♪ピーンポーン


電話の次はインターホン!?


いや、一体なんの用件だったの!?
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