大好きなあの子



考えていたらふと、

凛ちゃんの言葉が頭をよぎった。





『脈アリ?』





あれ・・・・・・本当・・・なのかな?

え、え!もしかして、凛ちゃんの勘
当たっちゃってる!?

このまま付き合ったり出来ちゃう!?

きゃぁああああ!!

まじっすか!!



ガラガラッバン!!


その時、教室に扉が開いた。

教室に入ってきたのは、いつもしょうちゃんの
近くにいる5~6人の子達だった。



何・・・・・・?




「ちょっとさぁ、いい?」



真ん中にいた馬場さんが口を開いた。



あたしは、まだ高鳴っている鼓動を抑えて

静かにうなずいた。


あの時、しょうちゃんの行動に

期待していなければ、

これから馬場さんの口から出てくる言葉に


こんなにも、
ショックを受ける事はなかったのだろうか










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