大好きなあの子
「あたし翔平と付き合ってるの。」
ショウヘイト、ツキアッテルノ
ショウヘイト、ツキアッテルノ
ショウヘイト、ツキアッテルノ
嘘・・・・・・・
「だからもうあたしの翔平に手ぇ
出さないでね?」
あたし の、部分を思いっきり強調して
馬場さんたちは、教室から出て行った。
本当は、聞きたかった
「それって、本当?」
って、でも聞けなかった。
口が動かなかった・・・・・・・
聞きたくなんてなかった・・・・・・
事実を、認めたくなかった・・・・・・