大好きなあの子




「萌子。」


「な、なに?しょうちゃん?」



しょうちゃんから話し掛けてくれるなんて
・・・・・・はじめて。



たったそれだけの事なのに、
うれしいと感じるあたしは


やっぱりしょうちゃんがすきなんだなぁ。
と、実感する。



「今日、俺と萌子日直らしいから。
ほい、日誌。」



持ってくれへん?そう微笑んだ
しょうちゃんに、胸が高鳴る。


「うん。わかったぁ。」


「おぅ、たのむわ。」


そういって、
元の位置に戻ってしまったしょうちゃん。




・・・・・・会話終了?

てゆうか、あたしってば馬鹿?


何、会話終わらしてんのぉぉ!
初めて話しかけてくれたのにぃ・・・・・・

・・・・・・今日は、話しかけてみようかな?
今日くらいはいいよね?

なんせ日直だしね!



そう思ったあたしは、強い!
本当は好きになったら一直線タイプなんだからね!










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