不協和音は愛の始まり
川畑のお母さんはそれを薦められるがままに次々と購入して、その勢いで川畑と私にも買ってくれようとしていて、私は慌てた。

「遠慮しなくていいのよ」
と言われたけれど、使う機会があると思えないような高い物を貰っても、どうしてももったいないと思ってしまう。
でもこういう時に頑なに拒むと、かえってお互い気を使う。
< 47 / 57 >

この作品をシェア

pagetop