君の好きな言葉
 これ…あたしの名前…
 そう全部君が主人公で…
 このトウゴってなんかあなたみたい…
 もちろん俺

在り来たりな恋愛小説なのだがトウゴの言葉は皆私が好きな言葉だった

 …なんか恥ずかしい

 なんで?君に言っていることだ

そう言っている彼は真顔で恥ずかしさは微塵もない
だから余計に私の顔は真っ赤になった

彼の言葉は魔法のように私の好きな言葉紡いでいた
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