ひとつ屋根のした?
「はいはい。姉貴から頼まれたんだよ。」
「かあさんから?」
「ああ。お前の様子を見てほしいってさ。」
そう言って、悲しいような悔しいような顔をする。
「このシスコンが。」
見る見るうちに透の顔が赤くなる。
「うるせえ!」
「はいはい。で、かあさんは何て?」
「木綿がちゃんと約束を守っているか監視しろってさ。」
約束を守っている・・・か。カンナにばれた時点でゲームオーバーだったんだけど、カンナは意外と口が固いから黙っていればバレないだろう。
「守ってるよ。お前だって教室で見ただろう。俺の女っ振りを。誰も俺が男だなんて疑いもしない。」
カンナを抜きにしてだけれど。
「・・・・まだちゃんとお前の学園生活を見た訳じゃない。
姉貴に報告するのはそれからだ。」
「あっそ。じゃあせいぜい頑張れよ。
俺は教室に帰るから時間ずらして帰って来いよ。」
二人一緒に帰るなんて噂にしてくれと言っているようなものだ。
校舎の角を曲がって、昇降口へと向かう。
「かあさんから?」
「ああ。お前の様子を見てほしいってさ。」
そう言って、悲しいような悔しいような顔をする。
「このシスコンが。」
見る見るうちに透の顔が赤くなる。
「うるせえ!」
「はいはい。で、かあさんは何て?」
「木綿がちゃんと約束を守っているか監視しろってさ。」
約束を守っている・・・か。カンナにばれた時点でゲームオーバーだったんだけど、カンナは意外と口が固いから黙っていればバレないだろう。
「守ってるよ。お前だって教室で見ただろう。俺の女っ振りを。誰も俺が男だなんて疑いもしない。」
カンナを抜きにしてだけれど。
「・・・・まだちゃんとお前の学園生活を見た訳じゃない。
姉貴に報告するのはそれからだ。」
「あっそ。じゃあせいぜい頑張れよ。
俺は教室に帰るから時間ずらして帰って来いよ。」
二人一緒に帰るなんて噂にしてくれと言っているようなものだ。
校舎の角を曲がって、昇降口へと向かう。