好きなもんは好き。

響Side


「まぢで…?響ウケる。似合わねー。キャハッハ」

俺もウケるよ…

似合わないのも、十二分に承知。

でも…

『裕也、お前笑いすぎ。』

そこまで、笑われるとさすがにイラつくわ。

目の前で涙浮かべながら笑う男に、不機嫌丸だしの声で告げる。

「ごめっ、ぷっ、だっ、だってお前が、はっはっ」

まだ、笑うか…
コイツまぢ殴る。

『おい。お前な…いい加減。』
「ごめんごめん。だってお前が教師とか、ありえねーだろ。」

『しょうがねぇーだろ。親父の命令だし…まだ、会社継ぎたくないなら、仕事しろってうざいし、』

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