死生系譜
暗闇の中、俺は立っていた。別に何があった訳ではない。気が付いたらそこに居た

本当の闇。周りは愚か、自分の体さえも確認出来ない。そんな闇に俺は包まれていた


ふと、目が馴れて来たからなのかぼんやりとだが自分の体を確認出来る様になった

急いで周りを見渡して見た俺の目には…

数メートル先に見知った三人が横たわっていた

親友、親友のツレ―彼女―と幼なじみだ。いくら暗かろうと見間違えるはずがない

俺は不信に思い、急いで駆け寄り三人に呼び掛けた

だが、何の反応も無い

俺は何が起きたのかわからず、辺りを見渡すと他にも見知った人たちが倒れている
両親、部活の友達、クラスメイト…



何が起きている…?


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