なによりも...
「おはよー!!」
「おはよー☆」

マナミ・ミユ・アイコが教室の隅でかたまって話ていた。

ミユとアイコは入学当時から仲のいい友達だ。

ミユはあたしと同じくらいの背で、ソフト部に所属しているから髪はショートにしていた。
明るくておもしろくていつも笑顔の絶えない子だ。

アイコは天然な女の子。でもしっかりしている。スタイルはマナミに似ているけど、マナミの方が大人っぽくかんじる。



「ミナ昨日大丈夫だった??図書室に行ってから全然うちの話しにもうわの空だったから。どうしたの??」

マナミが心配そうに聞いてきた。

その話しにミユと、アイコも心配そうにあたしを見る。


いろんな話でざわつく教室はまるでクラブハウスのようだ。

そんな雑音にかき消されないように、あたしは昨日あった事を3人に全部話した。




「そっかあ。じゃあ探し出そうよっ!!この学校の人なんでしょ??」
ミユが言った。

「この学校は普通の高校よりも人数が多いけど、探そうとすれば探し出せるんじやない??やろう!!」
アイコも言った。

「ミナの恋中学の時からみてきてる。今度こそは何としてでも叶えなきゃねっ☆」
マナミも応援してくれた。

『頑張ろっ!!!』
4人の声が一つになった。
応援してくれてる。
頑張れる。
こんな素敵な仲間があたしにはいる。


ありがとう。
あたし頑張るからね!!


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