アタシとあの人


 あの人はアタシに言った。


 気になってるコがいるんだ。

 そのコは何事にも必死で
 可愛くて素直なんだって。

 アタシはそのコにあって
 みたかった。

 だから

 だからこっそり、ついて行ったの。

 そこに居たのは、


 ふたりの、、女のコ?

 ひとりは、

 男のコのような、雰囲気を
 して、もうひとりの
 女のコのことを甘く、見てる。

 このコ、そのコのことを

 好きなんじゃないのかな?

 でも、、男のコ?

 ふと女のコのようなシグサを、、。

 不思議なコだなあ。
 とか思って見てた。

 あの人を見たら
 そのコのことをそれはもう
 大事なもののように
 優しくみつめてた。

 ズキンズキン

 アタシにたいする眼とは
 掛け離れてて
 すごく、切なかった。

 見に来なきゃ良かった。

 アタシは走って帰った。

 そのコは本当に可愛かった。

 すごい、可愛かった。


 そりゃあ、あの人も
 好きになるわなあ。

 でもアタシは諦められなかった。

 どうにかして
 離せられないかなあ。

 あ

 アタシの頭には
 そのコを甘く見てた
 ひとを思い出した。

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