★恋修行★
「ありがとうございました…」
私はなんだかこのまま“恋”修行が出来るのか不安になってきた。
心の中でため息をつくと下山するために歩き出した。
「亜由花っ!」
師匠に呼ばれて私はしぶしぶ振り向いた。
「なぁんですか~?」
「なんだか気の抜けた返事じゃのう。まぁ、ええわい。ちょっとこっちに来てくれんか」
「なぁんですか~?」
ゾンビみたいに手をブラブラさせながら師匠の所に行った。
「これに乗りなさい」
「なぁんですか~?」
「……まったくー!!その、『なぁんですか~?』はどうにかならんのか…!」
「ごめんなさい☆ふざけ過ぎました☆で、これってどれですか?」