一緒にあの空を見よう
ピピピピピピ――――
目覚ましの音が優の部屋に鳴り響いた。それでもなかなか起きない優。
「おぃ。おきろバカ。」
潤哉の低い声が優の耳元で聞こえた。
「ん・・・ぁ・・・っ潤哉っ、もう・・・いつも勝手に部屋に入ってこないでって言ってるでしょ!?」
なんで潤哉が優の部屋にいるかって?それは・・・潤哉が優の隣の家に住んでいて幼馴染だからだ。
「へぇ~・・・?お前そんなコト言っていいの?俺が起こさなかったらお前絶対チコクしてっぞ?」
優はその言葉になにも言い返せなくなった。優がボーっとしていると潤哉がとんでもないことを言った。
「どした?キスしねぇーと起きれない?」