一緒にあの空を見よう
-どした?キスしねぇーと起きれない?

「え・・・」

潤哉の顔が近付いてきた。・・・
思わず優は潤哉を突き飛ばした。

「うぁっ・・・・いててて・・・じょーだんだよ・・・ホンキにすんなって・・・」

潤哉が少しスネながら言った。

「ご・・・ゴメン・・・」

優はなぜ潤哉がスネているのかわからなかった。

「あー・・・もういいからはやくしねぇーとマジでチコクだぞ?」

潤哉はさっきと違い、ニヤニヤしながら言った。
時計はもう7時30分を指していた。

「やっヤバっ・・・うぁぁぁぁぁ~~~~っ!!」

優は叫びながら部屋を飛び出した。急いでいたせいで優は潤哉の悲しそうな様子に気づけなかった。
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