時への冒険
疲れた。

私は何もしていない。

だるい。

もう何もやる気力が無い。

「はぁ…」

私は大きなため息を付き 2回の書庫へと上がった。

トントントン…

静寂な廊下に階段を踏む音だけがこだました。

ガチャ…

私は書庫に入って真っ先に ある本へと手が伸びた。

「時の物語…」

小さい頃からあった本。

何度も読み返すのを繰り返しても 捨てられもしない 飽きない。

いや この本に何か仕組みがあるのでは...?

なんてね。

そんなことあるわけ無い。

大体ありえないだろう。

私は本を開いた。

いつもと変わらない文章。

私はそこに書いてある文を小さな声で読んだ。

何故だか 読まないといけない気がした。
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