もう一度・・・。
触んな!変態ーーーー!!!!!



健太を見ると顔が赤くなっていた。



「み、見てねえぞ!沙紀!!」



はい、死刑~。とか思っても、動けない私は健太を睨むだけ。



「健太が動いたら、沙紀ちゃん殴るからね~?分かってるよな、健太なら。沙紀ちゃんは女の子だぜ?」



だから健太、動かなかったんだ…。



田中先輩は、横目で他の10人くらいの先輩たちを見て、「やれ」と、低い声で言った。



「やっとかあ」と、一人の先輩が立ち上がって健太の脇腹を殴った。



「-ぐッ……!!」



健太が苦しそうに横たわる。
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