もう一度・・・。
健太にも負けてたなんて…(泣)



「も~、わかんね~よ!!」と、叫びながら教室に入ってきたのは健太。



「おー…沙紀じゃん。お前も補修??俺なんか1人ぼっちでやってたんだぞ」



「ぷ。健太でも補修、真剣に受けるんだあ。」



「当たり前。数学上等、喧嘩上等!!」



「こらー、先生の前でなにを言う」とやっと口を挟む先生。



「もう先生疲れたから、ちょっとスペシャルゲストを呼んでくるぞ。」



えー、誰だろ~。



健太が「もうだめだ~…。補修…さぼりたい…」と苦い顔をしてブツブツ言っていた。



さぼりたいなら、さぼればいいのに。




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