もう一度・・・。
ん?なんか、元気ない?



髪の色に合わない、心なしかしょんぼりした健太の顔。



「ど、どうしたの健太」



「何が」



「一人じゃん。」



「ああ…。なんか、俺の班の奴ら、まじめな奴ばっかで…ビビってどっか行っちゃった…。」



あ、だから落ち込んでたんだ。



「健太君、自分で班選ばなかったの?」



「勝手に決まってた。そん時、授業サボってたし。」



愛がなるほど~と、手を叩く。


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