いとしのネコミミ騎士(ナイト)さま!! ~イケメン騎士軍団と砂の国~
あたしの叫び声に、先輩もとい、シュラはふと手を止めた。
それからおもしろくなさそうにシュリを一瞥。
「……条件付きなら、考えてやってもいいよ」
言い方、ちょっとムカつくんですけど。
でも、向こうに分があるから、なんにも言えない。
「なに?」
「ユナ!
聞かなくていい!」
「おまえは黙ってろ!」
シュラは吐き捨てるようにそう言うと、シュリのお腹に蹴りを入れた。
シュリはよけきれず、お腹にくらい、ヨロヨロと後ずさった。
「シュリ!」
「ったく、情けないねぇ。
手加減してやったのに」
「条件ってなに!
なんでも聞くから、言いなさいよ!」
「なんでも聞くって言ったね」
「聞くわよ」
「じゃ、大人しく、オレの元に戻っておいで。
そうすれば、コイツ、見逃してやってもいいよ」
「ウソだ!
騙されるな」
「だからぁ。
おまえは黙ってろって言ってるだろう!」
イラついた瞳がシュリを捉える。
シュラが手を出す前に、あたしは返事をする。
「その条件、飲む。
だから、シュリには手を出さないで!」
「そう。
じゃ、こっちにおいで」
あたしはシュリの首に絡ませてた手をほどき。
彼の腕を強引に外すように一歩前へ出た。
そのまま歩き出そうとするあたしの腕を。
シュリの熱い手が引きとめた。
それからおもしろくなさそうにシュリを一瞥。
「……条件付きなら、考えてやってもいいよ」
言い方、ちょっとムカつくんですけど。
でも、向こうに分があるから、なんにも言えない。
「なに?」
「ユナ!
聞かなくていい!」
「おまえは黙ってろ!」
シュラは吐き捨てるようにそう言うと、シュリのお腹に蹴りを入れた。
シュリはよけきれず、お腹にくらい、ヨロヨロと後ずさった。
「シュリ!」
「ったく、情けないねぇ。
手加減してやったのに」
「条件ってなに!
なんでも聞くから、言いなさいよ!」
「なんでも聞くって言ったね」
「聞くわよ」
「じゃ、大人しく、オレの元に戻っておいで。
そうすれば、コイツ、見逃してやってもいいよ」
「ウソだ!
騙されるな」
「だからぁ。
おまえは黙ってろって言ってるだろう!」
イラついた瞳がシュリを捉える。
シュラが手を出す前に、あたしは返事をする。
「その条件、飲む。
だから、シュリには手を出さないで!」
「そう。
じゃ、こっちにおいで」
あたしはシュリの首に絡ませてた手をほどき。
彼の腕を強引に外すように一歩前へ出た。
そのまま歩き出そうとするあたしの腕を。
シュリの熱い手が引きとめた。