いとしのネコミミ騎士(ナイト)さま!! ~イケメン騎士軍団と砂の国~
「オレは。
オレは大丈夫だから。
……行くな」
シュリのレーザービームのように鋭い視線があたしのそれとぶつかる。
あたしも、本当は行きたくない。
このまま、シュリの傍にいたい。
でも、あたしはこうしなくちゃいけないんだと思う。
シュリを助けたいから。
これ以上、シュリを傷つけたくないから。
あたしはシュリの腕に手を重ねた。
シュリの体温があたしの中に入ってくる。
「あたし、シュリのこと信じてるよ」
「……ユナ」
「大丈夫。
あたしを信じて。
そのために、護身用のアイテム、渡したんでしょ?」
シュリはそれでも「行くな」と言った。
「あたし、待ってる。
助けに来てくれるまで、ずっと待ってる」
シュリを信じてる。
シュリがもう一度。
ううん。
なんどだって、あたしを助けに来てくれるって信じてる。
だから、あたしは行くの。
信じてるから、あたしは行くんだよ。
「いつまで、そうしてるんだ?」
シュラの不機嫌な声が飛んでくる。
あたしはくるりと踵を返し、シュラに向かって歩き出す。
スルスルと、シュリの熱い手があたしの腕を離れていく。
それが。
――死ぬほどツライ。
オレは大丈夫だから。
……行くな」
シュリのレーザービームのように鋭い視線があたしのそれとぶつかる。
あたしも、本当は行きたくない。
このまま、シュリの傍にいたい。
でも、あたしはこうしなくちゃいけないんだと思う。
シュリを助けたいから。
これ以上、シュリを傷つけたくないから。
あたしはシュリの腕に手を重ねた。
シュリの体温があたしの中に入ってくる。
「あたし、シュリのこと信じてるよ」
「……ユナ」
「大丈夫。
あたしを信じて。
そのために、護身用のアイテム、渡したんでしょ?」
シュリはそれでも「行くな」と言った。
「あたし、待ってる。
助けに来てくれるまで、ずっと待ってる」
シュリを信じてる。
シュリがもう一度。
ううん。
なんどだって、あたしを助けに来てくれるって信じてる。
だから、あたしは行くの。
信じてるから、あたしは行くんだよ。
「いつまで、そうしてるんだ?」
シュラの不機嫌な声が飛んでくる。
あたしはくるりと踵を返し、シュラに向かって歩き出す。
スルスルと、シュリの熱い手があたしの腕を離れていく。
それが。
――死ぬほどツライ。