いとしのネコミミ騎士(ナイト)さま!! ~イケメン騎士軍団と砂の国~
それにしてもさ。
これってなんのマジックなんだろう?
人がウサギになっちゃうんだよ。
あの美少年がウサギになるってことはさ。
もしかして……他の人たちもってこと。
みたことあるような銀色。
みたことあるような深緑。
みたことあるような青色。
まさかね。
あるわけないよね???
「おまえの思っている通りだ」
またしても抑揚のないシュリの答えが返ってきた。
ああ、やっぱり……
思い浮かぶ三体の動物たち。
動物園でかなりインパクトのあった三体の動物たちがいた。
「っていうか、どうして人が動物になって。動物が人になっちゃうわけ?」
「それは我々が『獣人族(じゅうじんぞく)』と呼ばれる種族だからです」
「ジュウジンゾク?」
「獣と人を足して二で割った……と言えば分りますか?」
「ハーフってこと?」
「間違いではありません」
正解とは言わないのね。
「私、カレンは狼と人のハーフ。クラウスは熊と。フランは狐。ユーリは兎。
それぞれ、違った種の出なのですよ」
「ふーん。じゃ、シュリは?」
「それはまた追々に」
つつかれたくないってかんじ。
「見た目、あたしたちと変わんないのに、人じゃないって言われてもってかんじ。
変身するとこ見てなかったら、絶対に信じられない」
「見た目、変わらないのは当たり前だ」
「そっか、ハーフだもんね」
「そうじゃない」
シュリはそう言うとまた溜息をついた。
「おまえも同じなんだから」
同じ???
「おまえも同じ『獣人族』だと言っている」
「ちょっと、変なこと言わないでよ!!
あたし、そんな変身できないもん!
普通の女子高生だもん!!」
あたしは普通の女子高生。
変身機能なんて持ち合わせてないもん!
これってなんのマジックなんだろう?
人がウサギになっちゃうんだよ。
あの美少年がウサギになるってことはさ。
もしかして……他の人たちもってこと。
みたことあるような銀色。
みたことあるような深緑。
みたことあるような青色。
まさかね。
あるわけないよね???
「おまえの思っている通りだ」
またしても抑揚のないシュリの答えが返ってきた。
ああ、やっぱり……
思い浮かぶ三体の動物たち。
動物園でかなりインパクトのあった三体の動物たちがいた。
「っていうか、どうして人が動物になって。動物が人になっちゃうわけ?」
「それは我々が『獣人族(じゅうじんぞく)』と呼ばれる種族だからです」
「ジュウジンゾク?」
「獣と人を足して二で割った……と言えば分りますか?」
「ハーフってこと?」
「間違いではありません」
正解とは言わないのね。
「私、カレンは狼と人のハーフ。クラウスは熊と。フランは狐。ユーリは兎。
それぞれ、違った種の出なのですよ」
「ふーん。じゃ、シュリは?」
「それはまた追々に」
つつかれたくないってかんじ。
「見た目、あたしたちと変わんないのに、人じゃないって言われてもってかんじ。
変身するとこ見てなかったら、絶対に信じられない」
「見た目、変わらないのは当たり前だ」
「そっか、ハーフだもんね」
「そうじゃない」
シュリはそう言うとまた溜息をついた。
「おまえも同じなんだから」
同じ???
「おまえも同じ『獣人族』だと言っている」
「ちょっと、変なこと言わないでよ!!
あたし、そんな変身できないもん!
普通の女子高生だもん!!」
あたしは普通の女子高生。
変身機能なんて持ち合わせてないもん!