オバサンとわたし~♡の事情~
  


オバサンは、”オバサン”と呼ばれることがかなりイヤみたい。

でも、わたしにしてみたらオバサンはオバサン。

なんら変わりない。



わたしは、だらだらと着替えて、髪をといて、顔を洗った。

それから、まただらだらとダイニングへ行き、出来立ての朝食をぼちぼち食べる。

「ほんとにとろいんだから。とろ子!」

「ハイハイ。」



入れたてのコーヒー。

焼きたてのパン。

二つ並んだ目玉焼き。

新鮮なサラダ。

バナナにりんごのヨーグルト。



全部オバサンが作ってくれる。

わたしは、毎朝、それが楽しみだ。




オバサンは、キャリアのくせに、そういう家庭的なところがあったりする。

何年も暮らしているけど、わかんないところのほうが多い。

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