彼氏は年下ナルシスト!?



「舞ー!ご飯だよー!早く食べないと水泳に遅れるよー?」

お姉ちゃんだ!

待たすと怖いんだよな…。

私は、パジャマから私服に着替えて水泳の用意をして下におりた。

「お姉ちゃん、おはよう。」

「舞、聞こえてたなら返事してよね!」

「ごめんなさーい。いただきますっ。」

「もぅ。」

私の家は両親が共働きなので、一週間交代で姉と二人、ご飯を作っている。

私のお姉ちゃんは、私と 違って足がながい。

しかも美人(怖いけど)。

それに、一番の相談相手。

私の大好きな大好きなお姉ちゃん。

「舞…何かあった?」

「へ…?」

「だって、土曜日の朝はいつも私が呼ぶ前に下りて来るのに、今日はなんか……変じゃない?うまく言えないけど…。」

さすが私のお姉ちゃん…。

そう!そうなの!全て朽木が原因で…

って、お姉ちゃんに言ってもわかるわけないよね。

「ぅうん。何でもないよ?」

「…英二君?」

…へっ?

え?今、誰が言いました?

「え…えと、朽木がどうしたの?」

「どうしたの?って英二君と付き合ってるんでしょ?」

「何で知って…」

「あれ?言ってなかったっけ?私、英二君のお兄ちゃんの修(シュウ)と付き合ってるんだから。修に聞いた。」







はい?







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