彼氏は年下ナルシスト!?



「え゛え゛え゛え゛ー!!!!聞いてないよっ!」

「ゴメンゴメン。言ったつもりでいたわ。」

「つか、朽木にお兄ちゃんいたのー!?」

「私も修に弟がいるって聞いた時はびっくりしたわ!見た目一人っ子だもん。」

「嘘…」

お姉ちゃんにまで知られていたなんて…。

「で、で!どこまでいったの!?」

「ブッ」

私は、自分を落ち着かせようと飲んでいた牛乳をふき出した。

「きったなーい!」

「ご、ごめ…今拭く。」

「んもー。ってもうこんな時間!車用意しとくから、机拭いたら来てね!」

「あっ、うん。」

ふーー。

お姉ちゃんどこまで聞いてんだろ??

……ま、いーや。

ガチャン☆

玄関のカギを閉めて、お姉ちゃんの待ってる車に向かった。



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