彼氏は年下ナルシスト!?
「おっ!舞、お帰りー。」
「マナちゃーん、お腹すいたよぅ。」
屋上で凍えた私を、温かくむかえてくれたのは、親友のマナちゃん。
「ぁあ。そういえばアンタ、ご飯の前に水野に呼び出されてたな?何だって?」
「朽木。」
「やっぱし?アイツも罪な男だなー。」
「面倒臭い事になった。どーしよーかなー、別れようかなぁー。」
「好きにすれば?私は知らない。」
「マナちゃんの裏切りものぉー。」
「はいはい。でもまぁ、本当に意外って言えば意外だよね。アイツの好みって、ボンキュッボンじゃなかった?」
「ボンキュッボン?!」
「うん。草野によるとね。」
草野と言うのは、学年一の情報通。
「ナニソレ?じゃあ、なんで私に告白したの?」
「さぁ?気まぐれじゃない?」
「ひっ、ひどーい!」
「まっ、飽きられないように、ボンキュッボン目指しな。」
「だから、ボンキュッボンって何なのよー?!」