お前は絶対俺のもの
「え……?」
顔を上げる沖田陸。
「アンタが好き。」
「は……」
「沖田陸のこと……好きだよ。」
そう言って笑った。
そのときの沖田陸の顔は今までに見たことがないほど驚いた顔をしていた。
「ちょ…え?なに……」
沖田陸がその場をぐるぐる回っている。
そしてこっちを向いた。
「まじ……?」
目を見開いて訊く沖田陸。
「私、冗談でこんな恥ずかしいこと言えないよ。」
「俺のこと…好きなの……?」
「うん。好き。」
そう言うと、
「わ……!?」
沖田陸に抱きしめられた。
「ありがとう……まじでありがとう……」
なんかいも「ありがとう」を言う沖田陸に愛しさがこみあげる。
「うん………」
ぎゅっとTシャツを掴む。
「沖田陸………」