お前は絶対俺のもの
「え?」
どういう意味?
私はヤツの言葉の意味が分からなくて首を傾げた。
「だって自分から俺と二人きりになるなんてさぁ」
「…………。」
「俺のこと警戒してないの?」
「してますよ。」
「じゃあ襲っちゃうよ?」
私はシャーペンを動かしながらいった。
「今、アンタはそんなことしないよ。」
沖田陸はニヤリと笑う。
「どこにそんな根拠があんの?」
私は顔を上げる。
「今は数学をしてるから。」
だから絶対沖田陸は私になにかしたりしない。