お前は絶対俺のもの
一時間がたったころ……
私はほとんどの問題を解けるようになっていた。
ちょっとだけ、沖田陸に感謝。
コイツがいなかったら解けてなかったもんね。
悔しいけど………
今回はちゃんとお礼を言おう。
私は立ち上がって伸びをしている沖田陸の顔を見上げ、
「今日はありがとう……」
そう言った。
その瞬間だった。
グイと顔をつかまれ、
「…ん………!?」
唇が…重なった。
「なぁっ!何するのよ!?」
二回もヤツにキスを奪われた。
私はキッとヤツを睨む。
「だからぁ、その目がヤバいんだってぇ!」
え?
沖田陸が言ったことがよくわかんない。
「上目遣い禁止……」