お前は絶対俺のもの





沖田陸は去っていった風香の後ろ姿をじっと見つめていた。


まったく……まさか俺の数学好きを一度で見破るなんてなぁ。


適わねぇなぁ。

クスリと笑う。

マジかわいー……



あの照れた顔とか。

頬を膨らませて怒るところとか。

不意打ちのキスしたあとの驚いた顔とか。



全部……かわいー……。

うわ。もしかして俺アイツに溺れちゃってる?

ふむ、と腕を組む。



まぁ、それもいいか♪


意地でも振り向かせてやる………!



そして、教室の窓閉めが終わったので教室をでることにした。



ガララ………





「やぁ、沖田先生。」
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