お前は絶対俺のもの


「じゃあ、どーしよっかなぁー♪」

沖田陸が腕をくんで考える。

そして、はっとしたように顔を輝かせ、こう言った。



「四番と12番が手をつないで校内一周♪」

ざわっ

みんながざわつき始める。

よかったぁ。私じゃない。
ほっとして周りを見渡す。



「えーっ。もともとカップじゃん!」

みると、優奈とその彼氏の淳だった。

なんだぁ、つまんない。
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