お前は絶対俺のもの
………?
いくらたってもほっぺには何も触れない。
恐る恐る目をあけると、
「あれ……?」
なんで?
オタ男はなぜか床に崩れ落ちていた。
なにがあったのか分からない……
みんなも分からないみたいで、ただただオタ男を不思議な目で見つめている。
そしてわかった。
オタ男のすぐ後ろに立っていたヤツ。
沖田陸がニッコリ笑って立っていた。
コイツ……首の後ろのところの急所かるく殴ったんだ……
そして、私とすれ違うとき、ぼそりといった言葉。
『風香がほかの男がチューされるなんて許さねーからな♪』
自分が命令したくせに!
……とは、言いたくても言えない。
「どーしたんだろーな?まぁ、次いくかっ☆」
沖田陸……
恐ろしい男………