お前は絶対俺のもの


「おぉーっ!!」

「きゃーっ♪」



歓声があがる教室。


それとは反比例して沈んでいく私の心………



「てめぇらっ…他の先生に怒られたらお前たちのせいだかんなっ」


そういう沖田陸の赤く染まった頬。


その相手だった子の照れた顔。


そして命令した王様役の男子。



すべてがウザく感じた。




教室内の雰囲気が落ち着いてきたとき、


沖田陸が不安そうにこっちを見た。


目が合う。





なにその顔



そんな不安そうな顔してこっち見るくらいなら



しなきゃよかったじゃん!!
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