お前は絶対俺のもの


「ごめん、ちょっとトイレ。」



私はそう言って教室を出た。




もう……わけがわからない。


沖田陸のことも、


自分の気持ちも、



全然分からない……



なんでこんな気持ちになるんだろう?


なんで……



沖田陸なんてどうでもよかったはずじゃない。


なんで今更こんな気持ちに………




もしかして……



この気持ちって。


ひとつの予感が頭をよぎる。


違う……


そんなんじゃない……


だってアイツはスケベで最低男で……




でも……



この気持ちって……
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