お前は絶対俺のもの
え……?
沖田陸のことばに思考が停止する。
ヤキ……モチ?
そう言われてみれば確かにそうかもしれない…。
「ヤキモチってどーゆう人に妬くのかのか知ってる?」
私は黙る。
「好きな人に妬くものなんだよ?」
……!!
そんなの、わかってるよ。
つまり私は
沖田陸のこと――――――
「……っ!違う!」
バン!
私は思い切り力を入れて、沖田陸の腕から抜け出した。
「私は…アンタなんか好きじゃないっ!」
「ちょ…風香!?」
私はそれだけ言って廊下を駆け出した。