お前は絶対俺のもの



ずるい……


そんな攻撃。


胸がキュンとしてしまう。


いつもの沖田陸からは想像できない、


優しい口調だった。



そんな風に好きなんて言われたら……


アナタのことしか考えられなくなってしまう。




私は目をあけた。


すると、すぐ沖田陸と目があった。



「風香!!お前、大丈夫か?」


心配した沖田陸の顔。


そんな顔されると、ますます胸がドキドキする……。



「ん……大丈夫。」


私は笑って答えた。



「そっか。ならよかった。」

安心した沖田陸の顔。



でも……


「なんでここにいるの?」


そう訊くと、沖田陸は「あぁ!」という顔をした。
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