お前は絶対俺のもの



「風香……?」


沖田陸はまたあの優しい声で私の名前を呼ぶ。


「は、はい…?」


ドキドキしながら私は答える。







「チューしていい……?」



っ…!


そのときの沖田陸の顔がなんともいえなくて


私はこくんと頷いていた。




また沖田陸の顔が近づいてくる。


ふわっ


またあの香り。

この香り、好きかも……


そんなことを思っていたら、



「ん……」



唇が重なった。


長くて、でも優しくて甘いキス。


すごくいい気持ちだった。


「ふっ……」


そして息をしようと唇を少し開いたとき


「…んんっ…!」


ここぞとばかりに沖田陸の熱い舌が入ってきた。

私の口の中を沖田陸の舌が支配する。


こんな感覚、はじめて……

だんだん頭がポーッとしてくる。


でも、イヤじゃない。
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